枝垂れ桜はなぜ垂れているのであろうか?

 ほんと綺麗だよね、枝垂れ桜って。しかし、なぜたれちゃうのかね。枝が細いからつい垂れさがっちゃうんかな?
 今日奥さんの実家のお母さんから、電話があり「裏のお地蔵様の所の桜並木が見事に咲いたので、見に行ってきたんだよ。」といっていた。「ウルウル」って感じだよ。奥さんとしてはさ。何しろ、物心つくと、その桜をみて、毎日朝から晩まで時間をすごし、大きくなったんだものね。桜の木の下で、友と遊びけんかし、泣き、笑い、みんなで大きくなったんだよ。言はば、その桜何でも、そう残らずなんでも知っている、奥さんの笑顔、えくぼ、一つ一つをしっているんだよ。多分今日90歳のお母さんは杖をついて、歩いて行ったんだと思うよ。どんな気持ちでその花を見ただろうね。どんな顔をして見ただろうね。そう考えると、奥さんは、ただ、ほほを熱く伝うものがあるのさ。そして、「お母さん、一日でも長生きしてね。」と願うのさ。  「母の手を引いて   ただ歩いてみたい  桜並木を」   ナナコ ニャン。