市の文芸誌にまた掲載されたんだよ。

百発百中、三年連続だよ。嬉しいね。他に何もいい事ないから、ナナコは直に嬉しい。詩と童話、両方だよ。お知り合いの方の名前もいっぱいあったから、みな載ったんだね。良かった、よかった。
 さて、ナナコんちは昨日はお客さん、これがのんべーでね。工事テツだってくれたのは大変感謝のいったり来たりなんであるが、とにかく酒好き。まあ、酒癖は悪くなく明るい、ナナコはのめないけど、一緒につきあっちゃったから、今日は朝から眠いぜー。多分お客さんの作り話だと思うけど、こんな話をきいた。
 ある俳句のサークルでね、ある男性が会員の女性に恋をして、プロポーズしたんだって。運悪く断られた。そしたらね。その男性、他の男性会員にひそかに、「彼女いい人だから、ぜひ結婚してあげて」と何人かに頼んだらしいよ。自分が振られたことはふせてさ。もちろん誰も相手にせず、彼女は彼女で、全然別の分野の人と結婚したんだけどもね。ふられた男性の心理がナナコにはよくわからないさ。もし、そのサークルの誰かと、思い道理、彼女が結婚したとしたら、どう出るつもりだったのであろうか。将来のこと少しは考えたのかねー?  「人の考えること  所詮サル知恵  さるだから」  ナナコ  ニャン。