縁側で腰かけて、今日の老人宅訪問はしっとりしゃべっちゃったい。ナナコは先ほど話したようにに、ナナコにしては渾身の作品が、なんと既に一年?も前に、スルーされていたという間の悪さ。このおじいちゃんは、最近留守に、とても大事にしていた、うんと良い金魚たちをごっそり、もっていかれちゃったんだってさ。なんか、おじいちゃんにはいわなかったけど、互いになんて運と、間が悪いのだろうと思ってさ。いい人ほど、ひどい目にあうよね。 「生きていればその内いいことあるからさ。」なんてガラにもないことをナナコはしゃべっちゃったい。 「神様 本当にナナコは そろそろ怒るよ」