童話「手を壺から抜く話」

名前はわすれちゃったけど、ナナコはこの童話が好きだ。壺に宝石がしこたま入っている。欲しくて手をいれる。ごっそりつかむ。しめしめ明日から私は大金もちだ。ところが出そうとするが、手イッパイ宝石をつかんでいるから、手がぬけぬ、泣きだす。「助けてー。手が抜けないヨー。」 誰でもわかること。手をはなせば、はいってきたんだから、宝石をはなせば簡単に抜けるのだ。今のナナコもそう。多忙すぎて、身体が悲鳴を。はなそう。一回軽くならないと、、、。「とはいっても  いろいろあってね  まあまあ」  ナナコ  ニャン。