年とったら、「ありがとう」が言えないと、、、。

きょうはグチを言わせてください。ナナコの五年前に亡くなった父は何の取り柄もなかったけど、人さまには常に丁寧で 「ありがとうございます。お世話になります」と最後まで言っていたよ。でもね。ここだけの話だけど。ナナコのボランティアで訪問している老人の方々、特に昔いい位置にいた方、教養があって、いい仕事もってた人は言える人が少ない。そして文句ばっかりいっている。こっちはボラなんだよ。文句は一人暮らしさせている、自分の子ども達に言えっていうのよ。いつも同じ自慢話をじっと聞いてあげているのよ。泣きたくなる時はね。きょうなんかは、まだコルセっトしながら暑いなか、ナナコは自転車に乗って訪問するわけよ。で相手はごきげん悪いのか「あんたが来てもちっとも役にたたない。この間ケガをしたときとか肝心なとき、どうしょうもない。鼻血が止まらなかったんだ」「そういう時は、指でつよくおして止血して、、、」というと「そんなこと、アンタにいわれなくてもわかっている、、、」「では市役所では、訪問は二回でなく、そちらが望めば一回の訪問でいいといっていますがいかがいたしますか?」と聞くとなんにも答えない。ハイハイ寂しいんでしょう。わかっていますよ。ナナコがこうやって一生懸命訪問してあげているのは、遠い故郷に母がいて慰めてやれないからさ。だのに、年寄りだからってあまり他人に我儘いっちゃーね。この家の人はたまに、娘に会った時もお礼を言ったことはない、知らないのか?「ありがとうございます」という言葉を、、、。  「ごめんなさい  シツレイな事  かいちゃったね」  ナナコ にゃん。