今日も風が凄いぜ

 ナナコは強風で吹き飛ばされそうだい。さっきナナコんちの品々が風で吹き飛ばされてるよと、近所のおじさんが知らせに来てくれて、今家族総出で拾って来たところ。太陽がさっき一点にわかに掻き曇ったよ。埃がおおったんだねー。怖かったさ。何事がおこったのかと思って。
 ところで昨日ナナコは、旦那さんの車にも、隠れてのってドライブしてきた。なんとわずかな時間なのに、救急車に二度も会っちゃった。一度なんか、倒れている御爺さんが救急車に「ココダココダ」と手を振っている所だったさ。救急車とパトカーと霊柩車にはのりたくないなー。誰だってそうだよね。まあ仕方がないか?
 さて、ナナコはどうしてこうも、アタシだけ、いやな事が次から次へと続くのかとハタと考えてみた。ようするに、生きているからだよね。いきとし生ける物のこりゃ、宿命なんだよね。これがちゃん生きているってショウコなんだよね。、甘いばかりの生活ジャ太っちゃう、時々スパイスとして、辛いことや悲しいことがあった方が痩せられるってものさね。色々考えられるしね。  「あきらめる  仕方ないこれもやはり  知恵かな?」  ナナコ  ニャン。