灯りをつけましょ、ぼんぼりにー。
ついにナナコんちもお雛様を飾った。お内裏様とお雛様だけの一対だけどね。これは、遠い日、奥さんと旦那さんが結婚した当時、、ひばりが丘団地のワンDKでしたが。とにかく、マッチ箱のような狭さなので、奥さんの母上が、小さいけれど、お顔のいいのってのを選びにえらんで、父上と手で持ってだよ。あの駅この駅を乗り換えてえっちらこっちら、お祝いに持って来てきてくれたものなんだよ。女の子を嫁がせると、お雛様を持たせるって言う風習でね。 今年も奥さんは旦那さんに頼んで、このお雛様を出せたことをとても誇りに感じている。だって、これはね、奥さんのご両親が、奥さんのことを、とても大切にしているって証拠なんだよ。鴻巣のすごいお雛段(有名)にはとてもかなわないけれど、ここの、小さな雛段もナカナカなんだよ。多分、これから奥さんは毎日、一人になると、この「灯りをつけましょ、ぼんぼりにー」のオルゴールをかけて、シミジミ、ひたっているんだと思うよ。 「仲いいね ほんと仲いいね ずっと一緒」 ナナコ ニャン。