今朝も富士山がマッシロでとてもきれいでした。友達に俳句の作り方を聞いたら、急に少し勉強したくなって、久しぶりに俳句の初級の本など買ったナナコです。奥さんから聞いた、ちょっとした話より。、、、確か１１月かな。奥さんは太田の呑龍というお寺に行った。そこはね。奥さんがご幼少のみぎりにお母さんの婦人会の旅行で行った所だった。小さかった奥さんは、前の晩新しく買ってもらった灰色のフレアースカートがうれしくて、何度も踊って見せていた。翌日は土砂降りの雨だった。お母さんはバスの中で隣のご婦人が、車酔いをしたので、介抱してあげていた。 太田の呑龍に着くと、皆雨で寒かったので、天ぷらそばを食べた。お母さんは、海苔巻を出して小さかった奥さんと食べた。昼食が済むと、お土産を親戚中に羊羹とか持ちきれないほどいっぱい買った。小さい奥さんは「アタシには？」と言えなかった。仕方がないので、お庭ですべり台に乗ろうとしたら、すべり台が雨で濡れていて、のれなかった。
11月、奥さんは太田の呑龍で自分と旦那さんの母親にお守りを買った。奥さんはお正月、実家に帰り、そのお守りを、高齢の母親にあげた。母親は「あの時のことは、みんな、みんなヨーク覚えているよ。ごめんねごめんね」と言ってポロポロ涙を流した。 「初富士や 近くて遠い 故郷かな」 ナナコ ニャン。
