この間の続きだけど

 それでね、なぜアタシがこのうちの子になったかっていうとね。このうちの子供たちが、このうちの飼い猫の六とアタシが仲良くしているところをたびたび見ていたわけよ。それで、六が毒団子を食べて急逝した日に、アタシが六専用のネコドアから入りこんだら、「六のお嫁さんだ」と坊やたちが誤解してくれちゃって、上手くこの家の飼い猫になったわけよ。アタシが妊娠しているってわかったときも「六の赤ちゃんをうんでくれる」とよろこんでいたんだけれど、出てきたベイビーは白三匹、キジ虎三匹であっと驚くため五郎ってわけよ。この続きはまた。ニャン。