やはり足が。

  痛いのでナナコは真面目にお医者と風呂屋にかよっているぞ。さすがに弱気でどうもおくれをとっているようでゴキゲンではない。しかし、仕方ないよね。誰でも弱いときもあるからね。静かにしていたいのだが、今月も一日が来てしまったので、また、老人宅訪問もいかなくっちゃ。こういうときはさすがに優しい言葉がかけられるか心配。
 さてナナコワールド、白昼夢はどうなっているかというと。(満月の中をナナコと若者ののった船はぎっちらぎっちらいきます。といいたいけど、若者の漁に使うモーターのゴーと音がする船。結構でっかい。早くもナナコはワインなんかのんで少し頬があかい。  若者は無言。やがて行く手に、ちいさな小島がみえてきた。月を見るとニッコリ微笑んでいる)  「月夜は  危険危険  でもいいじゃない」  ナナコ  ニャン。