お彼岸で墓参り

今日は天気もいいし、ナナコは又、チチンプイプイと奥さんにナナコの髪の毛をつけ、念を飛ばして、奥さんについて、奥さんの実家の墓参りに行った。お墓の前に六体のお地蔵さんがあってね。階段あがった所にあるお寺の裏にも何体かあるんだけどね。奥さんはお父さんが亡くなった三年前位から、お地蔵さん達に、赤い毛糸で編んだ、よだれかけをかけているんだよ。露天だと、半年くらいで色がさめる。裏がえす。両面ともさめる。それで作りなおす。奥さんは、会員はナナコと奥さんだけだけれども、全国お地蔵様によだれかけをかける会にはいっているからね。いつも手編みのよだれかけS、M、L、と持ち歩いてて、なにもかけてないお地蔵様を見かけるとかけているんだよ。ナナコ達は政治宗教はない。今日旦那様と奥さんは、実家のお墓参りにきて、お地蔵様の所を通りかかり、この間の強風で、よだれかけが斜めになっているのを見つけ、一体一体直していたら、お坊様が通りかかり「ありがとうございます」と言ってくれたんだよ。決して、奥さんは「これ私が作っているんですー」なんて言いやしない。ただ「いいえ、どういたしまして」と答えただけさ。  いいい彼岸だったね。  「お父さん  聞こえていたらお願い  私をよく見て」  ナナコ  ニャン。