ドクトルナナコのワンポイント講座

 お早うさん。今朝はテレビに合わせシリアスだが、体罰について、言っちゃおうかな。あのさ、殴ったりしている人の顔って、悲壮と言うか、泣く直前見たいな表情してない?たぶん辛いんだろうね。自分に対して。百年も前だがナナコの父って人はもといオス猫です。例え雌ネコにでも容赦のない人だった。昔だから冬は皆で炬燵に入っている。燃料は、炭の時代だよ。炬燵の四隅には、火かき棒と言うか金火バチが、置いてある。父は子供たちが気にいらなくなると、その金火バチをチンチンと鳴らすのだ。父のイライラが大きくなるとそのチンチんがドンドン大きくなる。マアそれで、打たれる事はなかったんだけど恐怖でしたね。父は仏様と近所の人が言っていたくらいにこやかな表情だったけれど、家族にはこんなところよ。ストレス、どこかで癒していたんだろうね。すっごく気の小さい人だったとはナナコが大人になってわかったんだよ。  「泣きながら  人を打つのは  止めようね」  ナナコ  ニャン。