棺桶の蓋をしめられたときから本当に一人。

一人っきりで、天国だか地獄だかまで歩いて?行かなくちゃいけないんだよー。なぜか今日の出来事から思ちゃったナナコです。ナナコは今日、ある小さな町医者にいった。そこでは、現在診療中のクランケとドクタ―の話が筒抜け。待ち時間は2時間位。たぶんその時のクランケはナナコよりは年上の女性だったと思う。声からしてね。自分より若い男性のドクイターに、涙を流して泣きついているの。ドクター曰く。「べつにそれほどそこは悪くないし、そういうふうに感情が揺れるようなら、他の専門の科にいったほうがいいですよ。とあきれて話す。女性の声「交通事故にあってから、不調で不調で」  それってナナコと同じじゃない。でもナナコはくやしくって泣くどころじゃなかったぞ。骨までおられたんだぞ。いつも思うんだ。男性は、待合室でも、診療室でも、己の感情をあらわにすることはない。毅然とおちついている。それなのに、ある種の女性ときたら。誇りはないのか。いつもいつもなにかあるたび、ご主人や、子供達に泣きついて、なんとかしてもらって生きてきたんだろうな。さっきもいったように、棺桶のふたを閉められたら、一人なんだよ。誰も助けてくれない。誇りをもて。医者なんかにバカにされるな。「フン。アンタにアタシの気持ちなんかわからないだろう。あんたはあんたも専門分野で勝負して、アタシの病気をなおしてゴラン」くらいの気概をもて。  なーんて御免御免、ナナコも実は弱虫でネ。その女性の気持ちがわかるからこそ、苦言をのべてしまいました。まあ、最後までかっこよくいきようよ。ねっ。  「じんせいは  それほど  おもくないさ」  ナナコ  ニャン。